朝の光がいつもより少し柔らかくて、
とても静かに感じた朝がありました。
コーヒーの湯気、窓辺から差し込む光、
猫たちのやわらかな呼吸。
見慣れたはずの風景が、
その日はなぜか “内側に戻っていく合図” のように感じたのです。
そんな小さな揺れが、
このジャーナルを始めるきっかけになりました。
SNSではどうしても、
必要な言葉だけを短く届けています。
テンポがあり、限られた尺の中で伝えることが必要だと思うから。
でも本当は、その奥にある “なぜこれを話すのか” という想いや、
ふと心が動いたときの微細なニュアンスまで
もう少し丁寧に残しておきたいと思っていました。
心が揺れる瞬間、
霧の先がふっとひらけるような瞬間、
深呼吸ひとつで内側が整っていく瞬間。
そういう、一言では収まらないものを
そっと置ける場所がほしかった。
このジャーナルでは、
整えようとしすぎず、飾りすぎず、
“いまの私” のまま書いていこうと思います。
どこにも見せないすごく素直な自分も出していきたいと思います。
時折見せる私も私。私しか知らない私も私。
心が動いた理由を、
未来の自分のために残すように。
そして、もし同じように揺れている誰かが
そっと立ち寄ったときに
ほんの少しでも呼吸が楽になるように。
そんな小さな願いを込めて
今日の１ページ目を始めます。
ここから、また静かにゆっくりと動き始めます。
